2023年 自分の居場所を探す旅
Twitterがこの先どうなるのかみたいな騒動があった。イーロンマスクがTwitterのAPIを制限した話で、1日に600回までのアクセスを上限としたニュースがあった。
自分がこの制限に引っかかったかどうか定かではないぐらいにはTwitterを見なくなっていたのと、たまたまニュースがあった日(2023-07-02) あたりに40度近い熱を出していたのでその話題を知るのが一通り盛り上がったあとだった。 Twitterは自分自身にDDoSしているというニュースも見たりして、なんとなく傍観者効果の起因になるやつじゃん、とかは思ったりした。 ソーシャルグラフ的な観点でいうと、今回の騒動でTwitterで集まっていた人々が散っていったのもあってだいぶバラバラになった印象。後述するActivityPubで実装されているサービスならまだギリギリセーフかなとは思うけど、まだ世の中は混乱していてどのインスタンスに居着くのかキョロキョロしているような振る舞いを感じる(主観なので実態と即しているのかはよくわからない) 人との繋がりを意識したいと思っている人もいるようで、Blueskyのようなログインを強要されるサービスを忌避している人もいれば、とにかく人がたくさんいるMisskeyで滝のような投稿を浴びたい人もいるようだった。
僕は、良くも悪くもインターネット上でのコミュニケーションを控えめにしている。理由としては、自分の居場所を攻撃してくる輩が多数いる場所での自分の気持ちを発露することへの敷居の高さが生まれていることかな。この前の件でも僕のツイートに引用する形で興味もない自分語りをする人とかはてブで無根拠な言いがかりを付けてくる人(これについては今回に限ったことではなくずーーっと昔からだけど)とかいたりするわけでインターネットには自分が読んでるそのコンテンツの先には書いた人間がいる、ということが欠如しているのが散見される。
それもあってここ数年はDiscordサーバーみたいな閉じた環境で暮らすことが増えた。似たような閉じた環境でいうと社のSlackでのだいぶ発言が多くて上位30人には入るぐらいにはおしゃべりしている。世界観としては、過去30日間で発言数トップの人が3300件という規模感のSlackなのでそこそこおしゃべりしている。もちろん仕事の内容もあるのでずっとランダムな会話というわけではないが。そしてこのSlackともしばらくしたらお別れにはなるのだけども。
まぁ、それでも、Webに興味があって、自社サービスというものづくりに興味があって、趣味趣向に多様性があって、という環境なので、ここが自分たちのTwitter2といえばそうと言える気がする。
技術的な観点でいうと人々の行き先にActivityPubが実装されているか、みたいなのも大きな居場所を探す要因なのかもしれない。
でも、個人的にはインターネットってやつは自分が好きな事を書ける場であって欲しいのでプロトコルがなんであろうが自由に場所を選べばいいと思うんだよな。自分がさき、プロトコルがあと。
その人が何をやってるかをSNS経由で知りたいという気持ちはもう無いな、というのを認識するようになったのも結構最近かも。普通にご飯に誘ったりして最近どう?みたいなコミュニケーションをする方が良質な近況報告だと思う。魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する世界でクソリプにおびえながら近況報告はしたくないよ。
SNSのプロトコルは整っていると良いことなのでそのようになってほしい。Blueskyも今からでもActivityPubに準拠したプロトコルにすればいいのにとは思う。近く公開されるThreadsもActivityPubっぽい? 居場所を探す、という意味ではasonasというアカウント名を確保したいがためにサインアップだけはする、というのは引き続きやるかもしれない。Mastodonみたいなのだと友人がいるインスタンスでサインアップするか...?とかは思うこともあったけど推しのインスタンスだけでサインアップすればいいやとなった。 自分に家庭があり、仕事場でのコミュニケーションも適度に行われていると開けた場所でのコミュニケーションにあんまり期待することが無いんだろうなと思った。閉じている場所という意味でいうとDiscordとかSlackみたいなところ。Blueskyはログインしないとみれないけど、このペースだと一般開放までもうすぐだろうしそうなるとTwitterと変わらないような感じになると思うんだよな。Nostrはどうだろう。あそこも懐かしい価値観があって2010年ぐらいのTwitterみたいな様子。癖が強い人がたくさんいてちょっと懐かしくて面白い。nineteen_ninetynineの開発も再開していきたい。 まとめると、僕は引き続き小さなコミュニティが維持される場所にいることになりそう。それでもみなさんがあちこちに行っても個人的には追える範囲で追いますという姿勢だし、発言したいときに発言すればいいと思う。各位ご安全に。